多くの凡庸な人間と数少ない自分の意志を持った人間の絶壁のごとき乖離

こんにちは
3年間付き合ってきた彼女とも別れて、今までつぎ込んできた膨大な時間を持て余すようになったので徒然にブログなんかを更新しています。
我は今自由を手に入れた!本件に置かれましてはタイトルと逸れるため置いておくとします。

数年前からネットでもフェミニスト等による女性の社会進出や男女平等に関する意見が活発にやり取りされる様になり、炎上ネタにもなりやすい状況が続いています。最近でも医大入試における女性差別は社会に大きく取り上げられて久しいですね。自分としても男女平等に関しては大いに賛成で、差別は無くなるべきだと考えています。
しかし世の中には様々な理想と現実の乖離に苦しむ人が多いように、男女平等にも多くの理想と現実の乖離に苦しむ人が今後増えてくるんじゃないかと考えています。
男女平等を推進していく過程で必ず発生するのが男女の不自然な均衡を一時的に矯正しようとする期間になります。今まで不自然な比率で行われてきた採用の偏りだったり、管理ポストの偏りを矯正するために無理やり女性の様々なポストへの押し上げというのが発生します。
これは大きなもので言えば先程のように会社や国の管理ポストであったり、小さなもので言えば専業主婦からフリーターや正社員への登用だったりと多岐に渡ると考えられます。ここで必ず歪が生まれると考えています、既に生まれているのかもしれません。
女性の社会進出という命題上、声の大きい人は国会議員だったりキャリアウーマンのようなバリバリ前線で戦っている方が本題を推進するのは自然な流れです。
ただ、世の中の多くの人間は自分の意志がなく、流されるままの生活をしています。いわゆる大多数の何者にもなれなかった人たちです。みなさん経験したことがあると思いますが、大小であれ責任が伴う意思決定をするのは非常に大変です。どこかしらから湧いてきた流れに身を任せて揺られている方が楽なんです。いやいや自分で世界を切り開いていくんだという方も中には居ます。むしろそういう人たちですら、自分のこだわりがある側面では意思決定をバリバリしていても、それ以外では流れに身を任せていたりしませんか?自分もそういう点があるように思います。ただそういう人ですらごく少数だという事と、そういう人が男女平等の推進をしているという点がある意味問題を生み出しているのではという話です。
ここで誤解しないでほしい事は、男女平等を推し進める事は非常に大事です。不自然な均衡は均されるべきです。ですが、その影で苦しむ人の救済措置は取れるのか、そういう人がいる事は認知されるのかという話です。
男女平等だからという流れで、やりたくもないポストに身を置かれたり、専業主婦バンザイ!な人が男女平等を元に社会進出を余儀なくされるなんて事は往々にして起き得ます。夫婦共働きがデフォルトのこのご時世、あわよくば専業主婦を狙っている方は多く見受けられます。そういう方も、男女平等を盾に社会に引きずり出されるのは男女平等とは言い辛いんじゃないかなと思います。
普通に働いていても、会社としてはマネージャーのポストを増やしたいが為に後続の育成を頑張りたいという考えと、マネージャーはやりたくないという相容れないやり取りというのは多く見受けられます。ここで大事なのは、マネージャーというポストになろうと思えば平等になれるチャンスがあることで、適当な社員を捕まえて無理やりマネージャーのポジションに就かせる事ではないということです。男女平等においては後者のような無理やり女性の地位向上を推進している動きがあるように思えて嘆かわしいです。

必ずしも制度の整備と需要と供給が一致するとは限らないのに、それを無理やりやろうとするな!そのギャップに苦しむ人もいるんだぞ!という話でした。男女平等は好例だと思って引き合いに出しただけで、実は男女平等論を説きたかったわけでは無かったりします。
なんか書いてて落とし所のないどうでもいい記事になってしまった。