当然のこととして省略される説明は当然じゃない人にとっての非常識である
専門書を読んでいてたちが悪いのが前提が共有されてないにも関わらずさも知ってることが当たり前日のように書かれていて、その知識がないと底から先の話が全くわからなくなることである。これは特に入門や基礎などと銘打っている書籍にみられがちな傾向だと思う(難解な書籍は難解であることを自覚しているので大抵そういう箇所に注書きなどで説明が入っている)。
つまり芥川也寸志の音楽の基礎はやはり入門書ではなかった
全体的にはわかりやすく読みやすく書いてあるのだが、知っている事前提の説明が所々あり、理由が説明されている場合もあればされていない場合もあるのですこしばかり苦しめられる。
例えば和声の項目で
ドミナントセブンス(第二転回)からトニックに解決する場合、シはドへ、ファはミへ進行するため、主和音のトニックは、第五音ソを省略しなければならない。
(この説明はCメジャーコードの場合である)
と書いてあるが、なぜ省略しなければいけないのかが理解できない…さも当然のごとく書かれていても説明がないと自分には理解できないのが辛い。
本書籍の内容に理解できない箇所がある場合はこういう書籍を読むことをおすすめするみたいなレコメンドをしてくれればこちらも「すいませんでした私は知識が足りなかったので修行してきます」とできるのだが、分からないままで何も助けがないとそこで立ち尽くしてしまう。ジエンドである。
入門書や基礎の書籍は何からみて基礎なのかというコンテキストが非常に曖昧で人によっては全然基礎ではないのでそのコンテキストを帯やまえがきで共有しろ!
ちなみにここまで書いておいて芥川也寸志の音楽の基礎は普通に良書で、楽典に挫折した自分としてはかなり読みやすくできてると思った。
- 作者: 芥川也寸志
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1971/08/31
- メディア: 新書
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わからないということ
やっぱり読み物系の書籍はさくっと読める。技術系の書籍は平日使うと読むのに一週間くらいかかる。
- 作者: 若尾裕
- 出版社/メーカー: サボテン書房
- 発売日: 2014/07/31
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MONACAの田中さんがツイートしてた書籍読んでみたけど、インタビュー形式で作った本というだけあって、歴史的な音楽に対する分析の中で主観的な意見が散見されたのが微妙だった。音楽に対する考えの視点が増えたのは良かった。
そんで今は
- 作者: 芥川也寸志
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2章まで読んで既に幾つか分からない箇所が出ていて絶望。
昨日のエントリでも書いたけどIT業界以外で何かわからないことや躓いた場合の解決方法って何があるんだ…先輩に聞いても分からなかったらどうするんだよ…
自分のいる世界の外のことが分からなすぎて絶望した!
何かに関する入門で一番最初に立ちはだかる壁
最近は音楽に関する本を読んでいるのだけど、例えば作曲の勉強をしたいとなった時に何から手を付けていいのか、どこから入ればいいのかが全くわからない。
開発に関する内容はインターネットと相性がいいので結構入門系のまとめサイトや専用の学習サイトもまとまっていて手軽に始められる。
ただやっぱり音楽とかはまだまあインターネット上の資料が少なかったり、点在してるだけでなかなか辿りつけなかったりする。
『憂鬱と官能を教えた学校』の下巻を読んだ時にモーダルとコーダルの概念的な違いが理解できなくてぐぐってみたけど、音楽に関する知識はやぱりテキストだけだとさっぱりわからなかったりする。
そしてひとつ躓くとそこから先に進めなかったりするのが入門の厄介な所で、結局そこは流し読みしてまだ理解できてない。
下巻も読み終わってバークリーメソッドの概要が何となくわかった所で次にどんなステップに進んでいけばいいのかわからないのでとりあえずamazonで調べたよさ気な音楽入門書を買って読んでいるが、一人で学習することに限界を感じている。
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というか今回の件でインターネット上にコミュニティのある業界とない業界の差が大きすぎることに気づいた。
IT全般の技術に関しては大抵がインターネット上にコミュニティを持っていて、聞く場所があり、答えてくれる人達がいる。なんて素晴らしい環境なんだ。
それに引き換え音楽はわからないことがあってもそれを聞いたり答えたりできるパブリックなコミュニティが無い…勉強会もない…困った。
エンジニアって無料で色々活動してるコミュニティ多いしいい人多すぎ!
あとMONACAの田中さんがツイートしてた書籍も買って読んでみたりしている。
「楽しいから音楽」という言葉に違和感を覚える方向けにゼミ時代の教授の著作の宣伝をば…
『親のための新しい音楽の教科書』若尾裕 著
http://t.co/4kc0KJEoNg pic.twitter.com/8UDcrFIAM2
— 田中秀和(MONACA) (@MONACA_tanaka) 2015, 3月 18
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うーむ、音楽教室に通っちゃうか~~?
プリパラの映画を観てきた
観てきた。感想としては物語の進行を期待していただけに結構ガッカリしたのだけどネット上の意見を見てると結構好評なようで自分のプリパラ愛が足りないのが感じられた。
一応ライブパートが結構あるというのは事前情報で得ていたがあそこまで多かったのが予想外でびっくりした。
あと個人的にはサイリウムOKで声援がNGという縛りは難しいんじゃないかと思った。これって確かプリキュアの映画でもOKみたいなのやってたっけ?ただ映画で「応援してね~」とか「どっちが良いかみんなに聞いてみよう」(曖昧な記憶)とかいう煽りを劇中でやるのは微妙だと思う。
子供も騒いでいいのか困ってたし(ちょいちょい声出しては親に怒られてる子もいた)そこら辺は考慮して欲しかったと思う。
音楽に関してだけどモードの所で躓いてしまってなかなか先に進めない。モードとコードの違いが全然分からない…説明も結構曖昧というか無理やり型にはめたみたいなこと言ってるしよくわからない。停滞期ってやつですな。
憂鬱と官能を教えた学校 下---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 旋律・和声および律動 (河出文庫 き 3-2)
- 作者: 大谷能生,菊地成孔
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/05/01
- メディア: 文庫
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最近は会社でe-sports勉強会をやってて毎週水曜日にLeague of Legendsの勉強会をやってる。参加人数も10人前後居て結構盛り上がってる。社会人でこういう会ができるのも弊社のいいところだなと思いつつも技術の向上に関して精進せねばという感じである。
ところでSTAR☆ANISの全国ツアーの応募はいつから始まるんだ。確かツアー自体は5月から始まるはずだったけど…?
本を読むのが大変
最近毎週本を読んでるんだけど技術書じゃなくて音楽の書籍を読んでます。
しかし一週間に一冊ずつ読むのがこんなにしんどいと思わな方…音楽の知識がないからか全く読む速度が遅い。コードとか出てきても頭のなかで想像できないしいちいち自分で弾いたりしてるからものすごい時間かかるし丁寧に読まないと全然理解できない。
そして教養のための音楽という位置づけの本のため中途半端な知識になってるような気がしなくもない。しかしいきなりガチの楽典とかを読むよりは読んでて楽しいので良しとしてる。
ということで最近読んだ本。
東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編 (文春文庫)
- 作者: 菊地成孔,大谷能生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/03/10
- メディア: 文庫
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憂鬱と官能を教えた学校 上---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 調律、調性および旋律・和声 (河出文庫 き 3-1)
- 作者: 菊地成孔,大谷能生
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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東京大学のアルバート・アイラーはジャズの歴史を浅く広く扱っていて読み物として面白かった。憂鬱と官能を教えた学校は、実学と教養のどっちつかずなポジションで語られているため読んでいて微妙な気分になってくる。ただいきなり実学だとしんどいという人には読み物としてある程度知識を蓄えてから次のステップにいくという意味でいい本かもしれない。
ただどちらの本もこれを教えるにはジカンガージカンガーと毎回言っていてちょっとうざい。
ちなみに今は憂鬱と官能を教えた学校(下)を読んでます。だんだん読むスピードが落ちてます。テキストだけで音楽の表現を汲み取るのがしんどい上に一個わからなくなると先に進めなくなるのでキツい。
ただ上巻を読んで前耳コピしてた音を再度聞いたら前より断然にコードがわかるようになってきた。というかいわゆるバークリーメソッドでこの音の次に来るコードがどれかが想像しやすくなったのがでかい。
ふぁ
2週間前くらいから何も更新してない気がする。
先々週は体調があんま良くなかったんだけどそのせいで咳喘息にかかってしまって咳が止まらない。
最近は持ち運び用のステロイド吸引薬みたいなのがあってわざわざ病院に行かなくてもいいのが楽。
先週はアイカツ!のBD Boxが出たのでそれを観てたりLogic Proのシンセの勉強してました。
今週は2ndシーズンのアルバムが出たのでそれを聞いてました。超お勧めです。
Apple公式のチュートリアルは読んでてわからないと答えもないしドキュメントに出てこない単語が普通に飛び出してくるので危険。詰む。
ということで今回はちょっと長めの曲を耳コピ。伝説のアイドル・マスカレード。
これ耳コピしてLogic Proの使い方がいろいろわかってきて良かった。しかしシンセで思い通りの音出すのが超絶難しい。全然出ない。
あと和音を聞いても全然わからないのはコードの勉強が足りないんだろうな…
TVアニメ/データカードダス アイカツ! ベストアルバム2 SHINING STAR* (デジタルミュージックキャンペーン対象商品: 400円クーポン)
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あうあう
耳コピをさぼってたわけではなくシンセサイザーの勉強してました。
耳コピはLogic Pro 9というソフトを使ってるんですが、その中にシンセサイザーがいくつかあって一番柔軟性が高いES2というのを使ってます。
あとApple公式のソフトなのでドキュメントが全部Webに載ってて便利なので土日とかで読んでました(まだ読み終えてない)。
ドキュメントの付録としてついてるシンセサイザーの基礎というのがすごい面白くて、基礎だけじゃなくて歴史的な話とかアナログシンセの話などもちょくちょく書いてあってドキュメントだけじゃなくて読み物としても面白いのでおすすめ。
しかし知識を身につけても実際に音を作るってのはめっちゃ難しい…思った通りの音がぜんぜん作れない。